第21回北丹沢12時間山岳耐久レースボランティア参加 2019/07/07
2019年7月7日 第21回北丹沢12時間山岳耐久レースの救護ボランティアに行ってきました。
昨晩からの雨が朝も止まずに降り続き厳しいレース展開が予想されました。
案の定、7/4の大雨でコースの一部が崖崩れで通行不可能となりコースの短縮を余儀なくされ
40㎞の距離が32㎞に、12時間耐久が7時間耐久となりました。
気温も18℃から20℃ほどで、半袖では肌寒く羽織るものが必要なくらいでした。
しかし、雨にも負けず肌寒さにも負けずエントリー1284名、出走1011名、リタイヤ91名
と山の走りの亡者達が泥だらけになりながら頑張った1日でした。
今回の要救護者は肌寒かったためか、熱中症は1人もいませんでしたが、
低体温症のランナーが2人ほどいました。その他、ぬかるんで滑りやすいアップダウンを
駆け抜けていた際に転倒し手や足を擦りむいたという擦過傷の方が多かったようです。
そして湿気が多かったためか山ヒルに噛まれた方もいました。噛まれたと言っても
噛まれた事を気が付かない方もいるので痛みはあまり無いようです。
こんな時は慌ててヒルをはぎ取ると傷が残ってしまうので注意が必要で食塩をヒルに
かけるとその場で落ちるのでその後消毒して、止血圧迫綿花をテープなどで止めておくと
良いようです。
あとは通常の時と同じ足首や膝の捻挫の方、オーバーユース症候群の方がいました。
テーピングや湿布・固定包帯等を施しました。
我々第1回から救護ボランティアの参加をしてきましたが、その当時は柔道整復師だけで
救護を担当してきましたが10回ほど前から医師も参加するようになり、より幅広い症例に
対応できるようになってきました。今ではドクターランナーが数名走りながらその場で
迅速な救護をしたり、その場にいる医師でも手に負えない場合は救急搬送車
やドクターヘリによる救急搬送が可能になってきました。